ポケモンSVランクバトルシーズン7、お疲れ様でした。
今期の目標であった「ハリーセンで最終3桁」を達成できたので構築記事を寄稿します。
【構築概要】
【構築経緯】
S7もS6と同じ構築を使い続けていたところ、毒菱に弱い点が目に付きました。ヘイラッシャの枠を毒菱を回収できるポケモンにしたい、と考えボックスを眺めているとハリーセンが居たのでハリーセンを採用しました。すると対パオジアン性能が高いと感じ、同時にハリーセンが誘うサーフゴーや鋼タイプにイーユイが滅法強いことが分かりました。S7はこの二匹から構築を組むことにしました。
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ハリーセン+イーユイの並びだと、地面タイプや水タイプに弱いためそれらに強いポケモンを探したところ、リククラゲが該当しました。水+草+イーユイのサイクル構築はポケモン強者の方々が使っていたためそれを参考にしました。
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この並びだと、地面タイプがまだ重たいと感じたため、浮いてるポケモンの選定をしました。当初はアーマーガアを採用していましたが、ミミズズの尻尾切りから悪だくみイーユイや宿り木リククラゲに繋ぐ動きが強いと思いミミズズを採用しました。
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ここまでで、以下の点が気になりました。
①イーユイ以外のアタッカーが欲しい
②テツノツツミが重すぎる
③相手の身代わりにハリーセンやリククラゲが弱すぎる
④ゴーストタイプ、フェアリータイプが欲しい
これらを解決するためにチョッキハバタクカミやパオジアンなどのアタッカーを試しましたが、最終的には①③④⑤を満たすすりぬけ鉢巻ドラパルトと②③④を満たすチョッキニンフィアを採用して構築は完成しました。
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【構築詳細】
テラスタイプ:悪
172(252)-115(0)-150(252+)-x-75(0)-106(4)
アクアブレイク/ どくどく / まきびし/ アクアジェット
調整:HB特化
構築の軸であるHBハリーセンです。このポケモンはパオジアンにあと投げが比較的でき、パオジアンの交代に合わせて撒き菱を撒くことでサイクルを有利にします。
同じタイプのドヒドイデと比較したときにこの撒き菱の存在で十分差別化できていると感じました。技構成はタイプ一致のアクアブレイク、交代際に負荷を掛けれるどくどく、撒き菱、先制技のアクアジェットで完結しています。アクアブレイク+アクアジェットでハリーセンのどくどくを読んで出てきたイーユイやテツノドクガを倒せたのでかなり強かったです。テラスタイプは突然のエスパー技で倒れないように悪テラスタルです。悪タイプのメリットとしてパオジアンの鉢巻噛み砕くを大体受けれるようになったり、ハバタクカミのシャドーボールを半減で受けることで行動回数を増やすことができました。
イーユイ@メトロノーム
性格:ひかえめ
特性:わざわいのたま
テラスタイプ:ゴースト
141(84)-x-100(0)-197(188+)-140(0)-150(236)
かえんほうしゃ/ あくのはどう / わるだくみ/ みがわり
調整:
H:テラス後身代わりがA無振りキョジオーンのしおづけを確定耐え
C:余り
S:最速サーフゴー抜き
ハリーセンの誘う鋼タイプを起点にして相手のパーティを破壊する予定だったポケモンです。実際には中途半端な素早さで上から攻撃されることが多く扱いが難しかったです。一方で持ちもののメトロノームは強く、後投げされた無振りカイリューを悪の波動2回で突破できたりと可能性を感じました。
リククラゲ@たべのこし
性格:おだやか
特性:きんしのちから
テラスタイプ:水
187(252)-x-103(140)-100-170(116)-120(0)
ギガドレイン/ だいちのちから / キノコのほうし/ やどりぎのタネ
調整:こちらからお借りしました。
リククラゲ界のテンプレで使用してみました。草タイプや身代わり持ちの飛行タイプには手も足も出ないですが、イーユイやドラパルト、ニンフィアが比較的強く出られるため気兼ねなくキノコのほうしを打つことができとても強力でした。
このポケモン1匹で試合が終わることもあり、催眠対策をサーフゴーのみでしているパーティには滅法強かったです。
リククラゲを使用してから対戦相手から切断される回数が増えた気がします。
ミミズズ@オボンのみ
性格:わんぱく
特性:どしょく
テラスタイプ:フェアリー
177(252)-105(0)-216(252+)-x-76(4)-85(0)
ボディプレス/ てっぺき / しっぽきり/ ねむる
調整:HB特化
地面の一貫を切るために採用したポケモンです。イーユイを使う上で重くなりがちなガブリアス、ディンルーあたりに滅法強かったです。基本は尻尾切りでサイクルを回してイーユイやドラパルトを展開した後、鉄壁+眠るで物理ポケモンを詰ませる動きが強力でした。テラスタルをフェアリーにすることで格闘を半減にでき、重めなテツノカイナに抗うことができました。技構成はこの4つで完結しています。鋼技が欲しいケースが多々ありましたが、変更する技が見当たらないためハバタクカミやミミッキュの相手はしないように心掛けました。
ドラパルト@こだわりハチマキ
性格:ようき
特性:すりぬけ
テラスタイプ:ゴースト
165(12)-172(252)-96(4)-x-98(20)-209(220+)
ドラゴンアロー/ テラバースト / とんぼがえり/ ふいうち
調整
HBD:余り
C252ツツミのフリーズドライを43.7%→12.5%で耐えるようになる
A:特化
S:最速テツノツツミ抜き抜き抜き
(ツツミ抜き調整しているポケモンより早くしたい)
ごくごく普通の鉢巻ドラパルトです。ドラゴンアローは相手のフェアリータイプを考えると打ちにくかったため、ゴーストテラバーストでの採用となりました。
テラバーストでテツノツツミが乱数でしか落ちないため、ハリーセンのアクアジェットや撒き菱、ニンフィアの電光石火で削りを入れるように意識して立ち回りました。
ニンフィア@とつげきチョッキ
性格:ひかえめ
特性:フェアリースキン
テラスタイプ:炎
201(244)-x-86(4)-178(252+)-151(4)-81(4)
ハイパーボイス/ テラバースト / サイコショック/ でんこうせっか
調整:HCぶっぱ、H奇数調整
テツノツツミ、ハバタクカミ、イーユイに強いチョッキニンフィアです。他のチョッキ持ちと比べると、テツノツツミをワンパンできる火力があり、交代際に身代わりを置かれても問題ない点は強かったです。サーフゴーやハッサムを呼んでしまうため、それらをケアできるように選出には気を遣いました。特殊方面の打ち合いには滅法強いですが、物理ポケモンにはゴリゴリ体力を削られてしまうので必ず物理受けとセットで選出しました。
【選出】
アタッカー1体+サイクルポケモン2体(物理受け+特殊受け)が基本の選出パターンになります。
アタッカー
サイクルポケモン
物理受け
特殊受け
【結果】
TN:ヒナ
最終769位 レート1861