お昼ごはんはゲームです

ゲーム記事やカードゲームのデッキ紹介記事を投稿します。

黄金の太陽 ワンダーバードの行動予測してみた 前編

こんばんは、ヒナです。

今回はワンダーバードの行動を予測してみました。

事の発端は、ワンダーバード2体を交互に倒してレベリングしているときに、ワンダーバードが逃走し、レベリングが捗らず、モヤモヤしたことがきっかけでした。
Nintendo Switchの巻き戻し機能を使って、自身の行動パターンを色々変えても逃走されて効率が悪く感じました。
そこで、ワンダーバードの行動の原理が分かれば、レベリングが捗るのでは?と考えました。
今回は、ワンダーバードの行動について調べたので紹介します。
※内容が難しいため流し読みしていただけると幸いです。

 

◆ワンダーバードの行動一覧

ワンダーバードの行動は以下の通りです。逃げるの確率がかなり低く設定されていることが分かりました。

さいせいのまい    100/256(39%)    
ファイヤーダンス 41/256(16%)
ブラストヴァルカン 35/256(13.7%)
スクランブルビーム 29/256(11.3%)
デンジャフュジョン 23/256(9%)    
逃げる    17/256(6.6%)
攻撃 11/256(4.3%)

以下より参照
https://goldensunwiki.net/wiki/Phoenix_enemy_line#Wonder_Bird

とはいえ、実際にプレイしてみると、絶対に逃走を図るパターンがあると思ったため、
モンスターの行動が決定される仕組みについて、調べてみました。
すると、モンスターの行動は、ゲーム内の乱数によって決定されていることが分かりました。

 

◆乱数の仕組み
※難しいので読み飛ばしてください。

ゲームで何かランダムな処理を行う必要があるときは、基本的にサイコロを振ります。
次のサイコロの目を計算するには、前のサイコロの目を取得し、大きな数値を乗算、加算して、
その計算の最後の 32 ビットのみを保持します。

RN(0)=0 
RN(x+1)=RN(x)*1103515245 + 12345 mod 2^32

例(左から10進数、16進数)
RN(0)=0
RN(1)=12345 0x3039
RN(2)=3554416254 0xD3DC167E
RN(3)=2802067423 0xA70427DF
RN(4)=3596950572 0xD6651C2C    
RN(5)=229283573 0x0DAA96F5
RN(6)=3256818826 0xC21F1C8A 
RN(7)=1051550459 0x3EAD62FB
RN(8)=3441282840 0xCD1DCF18 

上記のように、結果はランダムに見えますが、実際には、サイコロが振られた回数 (RN カウント) を知ることによってのみ、
あらゆるサイコロの出目を予測できます。 さらに、出力に基づいて逆算してカウントを計算することもできます。
このように、ゲーム内で一貫したアクションを実行することでカウントを簡単に制御できます。

以下の内容を翻訳抜粋
https://youtu.be/yeg-Pz6KBTk?si=yuq3IWBEbJaQE11T

 

◆モンスターの行動決定
黄金の太陽における主な乱数は2種類あり、
バトル内で消費されるBRN(Battle Random Number)と、
それ以外にも使用される一般的な乱数GRN(General Random Number)があります。
それぞれの値が格納されるメモリは以下の通りです。

BRNメモリ:0x020054C8
GRNメモリ:0x030011BC

例えば、BRN=8(RNカウントが8)のとき、BRNメモリ(0x020054C8)の値は、0xCD1DCF18 になります。
モンスターの行動は、BRNメモリ(0x020054C8)の値の中4桁を取り出し、256で割った余りによって決定します。


BRN=8 → 0xCD1DCF18 → 1DCF(16進数) → 7631(10進数) → 7631を256で割った余り= 207

この207という値は、上記のワンダーバードの行動一覧の中での、207/256に当たります。
分かりやすくすると以下の通りです。
余り
0-99  さいせいのまい    100/256(39%)    
100-140 ファイヤーダンス 41/256(16%)
141-175 ブラストヴァルカン 35/256(13.7%)
176-204 スクランブルビーム 29/256(11.3%)
205-227 デンジャフュジョン 23/256(9%)    
228-244 逃げる    17/256(6.6%)
245-256 攻撃 11/256(4.3%)

つまり、BRN=8のとき、ワンダーバードはデンジャフュジョンを使うことがわかりました。

同様にBRN=0~33まで計算した結果が以下の通りです。

 

◆実際にワンダーバードの行動を予測してみる
BRNを調整すれば、ワンダーバードの行動を予測できるとなんとなくわかりました。
BRNはハードリセットにより、0となり戦闘中の行動によってカウントアップします。
BRNはアイテム確定ドロップの乱数調整と同様に、エナジーを使って調整します。
BRNをカウントアップする行動は次の通りです。

・プレイヤー側の消費
攻撃エナジー(スピン、ラグナロックなど):1体につき2
回復エナジー(プライ、オーラ等):1体につき2
ステータスエナジーインパクト、ハイレジスト):1体につき1
その他エナジー(スプラッシュ):1体につき1

・ワンダーバード側の消費
ターン経過消費:全敵の行動回数(ターンの終わりにワンダーバードが1体なら3,2体なら6消費)
行動時消費:1(各種行動の前に消費される)
さいせいのまい:1
ファイアダンス:2
ブラストヴァルカン:6か8(3人にヒットすれば6、4人にヒットすれば8消費)
デンジャフュジョン:8
にげる:0?
こうげき:5

以上の情報を使って、乱数を消費し決まった行動をすれば、ワンダーバードの逃走を阻止しつつ、
さらにさいせいのまいを毎ターン使わせることも可能だと分かりました。


◆実際にやってみる
1ターン目から3ターン目のBRNとワンダーバードの行動をまとめてみました。

※ハードリセットし、先制攻撃している前提です。

この調子で100ターン分作れば無限にワンダーバード狩りが楽しめます。

 

 


と思いましたが、計算外の行動をワンダーバードがとるケースが多々見受けられました。なぜか突然逃亡するワンダーバード、謎の乱数消費、ワンダーバードの攻撃が外れたり、クリティカルヒットしたり・・・

 

今日はここまで。後編へつづく…

黄金の太陽 失われし時代 最強装備一覧

こんにちは、ヒナです。

今回は各キャラクターの最強装備をまとめてみました。

 

◆ガルシア

武器:ソルブレード(マーズ灯台の宝箱から入手)

頭:ミスリルヘルム(ミスリル銀から生成)

胴体:バルキリーメイル(マーズ灯台の宝箱から入手)

手:ライオットグラブ(ヤンピ砂漠の地下洞窟のミノタウロスナイトからドロップ)

足:極めのブーツ(ギアナ村の福引スロット景品)

下着:ミスリルシャツ(ギアナ村の福引スロット景品)

装飾品:精霊の指輪(ティアストーンから生成)

コンセプト:会心特化。ソルブレードの武器必殺技「ハルマゲドン」を連発する。

 

ジャスミン

武器:ティシフォンソード(小島の洞窟のクルーエルドラゴンからドロップ)

頭:ベルセルクサークル(小島の洞窟のマスターデーモンからドロップ)

胴体:アイリスローブ(大イースト海北の宝島の宝箱から入手)

手:ビッグバングラブ(オリハルコンから生成)

足:黄金のブーツ(前作引継イベント)

下着:ミスリルシャツ(ギアナ村の福引スロット景品)

装飾品:ガーディアンリング(ヤンピ砂漠の宝箱から入手)

コンセプト:殴れるヒーラー。ビッグバングラブによる火エレメンタルパワーアップでヒール系統の回復量UP。

 

 

◆シバ

武器:ラケシスワンド(アネモス神殿内部のマッドデーモンからドロップ)

頭:ベルセルクサークル(小島の洞窟のマスターデーモンからドロップ)

胴体:ローブオブフェザー(シャーマン村南西の洞窟のワイルドグリフォンからドロップ)

手:ライオットグラブ(ヤンピ砂漠の地下洞窟のミノタウロスナイトからドロップ)

足:ドラゴンブーツ(ドラゴンスキンから生成)

下着:黄金のシャツ(前作引継イベント)

装飾品:精霊の指輪(ティアストーンから生成)

クラスチェンジアイテム:まかいのムチ(ヤンピ砂漠の宝箱から入手)

コンセプト:モンスターティマーの「ゴーストアーミー」特化構成。高めた風エレメンタルパワーと攻撃力を武器にゴーストアーミーを連発する。

 

ピカード

武器:エクスカリバーオリハルコンから生成)

頭:ミスリルヘルム(ミスリル銀から生成)

胴体:ミスリルの服(ミスリル銀から生成)

手:ライオットグラブ(ヤンピ砂漠の地下洞窟のミノタウロスナイトからドロップ)

足:極めのブーツ(ギアナ村の福引スロット景品)

下着:ミスリルシャツ(ギアナ村の福引スロット景品)

装飾品:精霊の指輪(ティアストーンから生成)

コンセプト:会心特化装備。エクスカリバーの武器必殺技「セレスレジェンド」を連発する。

 

◆ロビン

武器:エクスカリバーオリハルコンから生成)orティシフォンソード(小島の洞窟のクルーエルドラゴンからドロップ)

頭:ミスリルヘルム(ミスリル銀から生成)

胴体:ミスリルの服(ミスリル銀から生成)

手:ライオットグラブ(ヤンピ砂漠の地下洞窟のミノタウロスナイトからドロップ)

足:極めのブーツ(ギアナ村の福引スロット景品)

下着:ミスリルシャツ(ギアナ村の福引スロット景品)

装飾品:精霊の指輪(ティアストーンから生成)

コンセプト:会心特化装備。エクスカリバーの武器必殺技「セレスレジェンド」かティシフォンソードの「ヘブンベンジェンス」を連発する。地属性攻撃のヘブンベンジェンスは地のエナジストであるロビンと相性が良い。

 

◆ジェラルド

武器:ダークサイドソード(ダークマターから生成)

頭:フィアーヘルム(ダークマターから生成)

胴体:ジリオンアーマー(オリハルコンから生成)

手:コスモシールド(オリハルコンから生成)

足:ドラゴンブーツ(ドラゴンスキンから生成)

下着:ミスリルシャツ(ギアナ村の福引スロット景品)

装飾品:堕天使の指輪(前作でのみ入手)

コンセプト:呪い装備を活かした数値の鬼。コスモシールド、ドラゴンブーツによる耐性強化、フィアーヘルム、ジリオンアーマーによる攻撃強化を活かして戦う構成。

 

◆イワン

武器:ティシフォンソード(小島の洞窟のクルーエルドラゴンからドロップ)

頭:ベルセルクサークル(小島の洞窟のマスターデーモンからドロップ)

胴体:ローブオブフェザー(シャーマン村南西の洞窟のワイルドグリフォンからドロップ)

手:ライオットグラブ(ヤンピ砂漠の地下洞窟のミノタウロスナイトからドロップ)

足:ドラゴンブーツ(ドラゴンスキンから生成)

下着:ミスリルシャツ(ギアナ村の福引スロット景品)

装飾品:精霊の指輪(ティアストーンから生成)

クラスチェンジアイテム:ネクロノミコン(ガンボマ象の地下洞窟)

コンセプト:ネクロマンサーの専用エナジー「サモンデュラハン」を連打する装備。ローブオブフェザーで風エレメンタルパワーを上げ、他の装備で攻撃力をあげる。風のエナジストであるイワンには風属性攻撃のサモンデュラハンは相性が良い。

(サモンデュラハンはダメージは使用者の攻撃力参照のため)

 

◆メアリィ

武器:ラケシスワンド(アネモス神殿内部のマッドデーモンからドロップ)

頭:サイキックサークル(ミスリル銀から生成)

胴体:トリトンクロース(大イースト海北の宝島のオーシャンドラゴンからドロップ)

手:タイタングラブ(ゴーレムコアから生成)

足:ドラゴンブーツ(ドラゴンスキンから生成)

下着:ミスリルシャツ(ギアナ村の福引スロット景品)

装飾品:黄金のリング(前作引継イベント)

コンセプト:汎用ヒーラー装備。トリトンクロースは水エレメンタルパワーを上げる効果があり、メアリィの使う回復エナジー「ウィッシュ」「プライ」系統の回復量が上がる。

 

詳しいアイテムの入手方法は、youtubeでも紹介しています。

ご参考になれば幸いです。

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黄金の太陽 おすすめクラス編成7選!

こんにちは、ヒナです。

黄金の太陽でジンを集めていくといろいろなクラスになれます。

強そうなクラスにクラスチェンジしていくと、パーティメンバーの誰かが弱いクラスになってしまうことが良くあると思います。

今回は、パーティメンバー8人のクラスがそこそこ強い組み合わせを7つ紹介しようと思います。

 

1.いつもの

地のエナジストには、地のジン、火のエナジストには火のジンをセットするスタンダードな編成です。クラスチェンジが良くわからない人はこの編成でも十分強力だと思います。長所としては、分かりやすい、ジンを解き放っても想定していないクラスにチェンジしないことが挙げられます。ジンを解き放って召喚する戦い方をする人にはおすすめです。迷ったらコレ。

 

2.狂戦士系統&賢者系統

この編成は、前作開かれし封印で最強とされた組み合わせになります。地・火のエナジストが攻撃・素早さが高いカオスナイトとなり、風・水のエナジストが全体回復エナジーのウィッシュ系統を習得するウィザードになります。カオスナイトが攻撃して、ウィザードが回復やサポートをするという分かりやすい構成になっています。どちらのクラスも素早さの上昇率が高く、レベルが低いうちでも敵よりも先に行動できて使いやすいです。ジンの組み合わせも、地⇔火、風⇔水の入れ替えだけで済むのでおススメです。

 

3.魔剣士系統&霊術師(風)系統&聖戦士系統&修験者(水)系統

ジンの組み合わせは、地⇔風、火⇔水と入れ替えたものになります。この編成は全員がバランスの良いステータスのなり、火と水のエナジストが全体回復エナジーを習得します。地・火のエナジストが主に攻撃し、風・水のエナジストがサポートします。2.の組み合わせをマイルドにした編成となっています。地・火のエナジストは攻撃以外にも回復やステータスアップなどのサポートもできるため、柔軟な戦い方ができるとも言えます。風のエナジストが蘇生エナジーのリバイブを習得しているため、高い素早さを活かしてパーティの立て直しにも貢献してくれるでしょう。

 

4.3種クラス×2+マスターニンジャ×2+ウィザード+エンジェル+セージ+ドラゴンスレイヤー

パーティ構成上、組み込むのが難しい3種クラスを2つ使用した編成になります。3種クラスとは、神秘のカードや魔界のムチなど、装備するだけでクラスチェンジできるアイテムを利用したクラスを指します。これらのクラスは、自信の属性以外のジンを3種類セットするごとにクラスアップします。風のエナジスト2人にそれぞれ「魔界のムチ」と「ネクロノミコン」を装備しています。全体の構成としては、アタッカーが5人(マスターニンジャ×2、モンスターティマー、ネクロマンサー、ドラゴンスレイヤー)、ヒーラーが3人(セージ、ウィザード、エンジェル)となります。また、ジャスミンと地のエナジストにスタンバイ状態のジンがいるため、パーティで召喚する際には、セットされるジンに注意が必要です。

 

5.ホワイトウィザード×2+ウィザード+パラディン+フレイムナイト+マスターニンジャ×2+カオスナイト

ヒーラーが3人(ホワイトウィザード×2、ウィザード)、ヒーラー兼アタッカーが2人(パラディン、フレイムナイト)、アタッカーが3人(マスターニンジャ×2、カオスナイト)というバランスの取れた編成になります。全体回復エナジーを習得しているキャラクターが5人もいるため、回復しながら戦いやすいのでおススメです。ホワイトウィザードは全体回復エナジーだけでなく蘇生エナジーのリバイブも使えるため、パーティの立て直しにも強いです。

 

6.グランドナイト+ホワイトウィザード×2+ウィザード+3種クラス+マスターニンジャ+セージ+ブラックナイト

強そうなクラス代表のグランドナイトを使った編成になります。グランドナイトは地のエナジストがクラスチェンジでき、全体的に高いステータスと攻撃力でアタッカーになりつつ、全体回復エナジー、復活エナジーどちらも習得できるクラスになります。グランドナイトを使う場合、このような編成にするのがおススメです。ヒーラーが3人(ホワイトウィザード×2、ウィザード)、アタッカーが2人(マスターニンジャ、ブラックナイト)、どちらも熟せるバランスタイプが2人(グランドナイト、セージ)となります。3種クラスはアタッカーが少なめなのでネクロマンサーがおすすめです。ジンの都合上、ブラックナイトに使用しないジンが2つ(風、水1つずつ)セットされているので、解き放つ専用のジンをセットしておくと良いと思います。

 

7.ホワイトウィザード×3+ウィザード+3種クラス×2+カオスナイト+セージ

3種クラスを地・火のエナジストにクラスチェンジした場合の組み合わせになります。

ロビンはネクロマンサー、ジェラルドはモンスターティマーを想定しています。この編成の特徴は、全体回復エナジーを習得できるキャラクターの多さにあります。8人中6人が全体回復エナジーを習得し、同じく6人が復活エナジーリバイブを習得します。回復方面はかなり厚い編成である反面、攻め手に欠けるのも事実です。カオスナイトとネクロマンサー、モンスターティマー、セージで攻撃する形になります。

 

以上、7つの組み合わせを紹介しました。

他にも強い組み合わせはあると思いますので、思い付いたら追記します。

黄金の太陽 失われし時代 鍛冶屋乱数調整

お疲れ様です、ヒナです。

黄金の太陽2作品がニンテンドースイッチオンラインで配信されたことを記念して、

鍛冶屋乱数調整についてまとめたので紹介します。

 

【鍛冶屋乱数とは?】

ヤラム村の鍛冶屋スンパワに材料アイテムを渡して生成されるアイテムを乱数調整によって確定させる手法です。

 

例えば、材料アイテム「オリハルコン」から生成されるアイテムは以下の通りです。

一番生成率が低いエクスカリバーは5%の確率で生成されます。今回はゲーム内の乱数を調整することで自分の好きなアイテムを入手する手法になります。

【そもそも生成アイテム確定のタイミングはいつ?】

下のスンパワのセリフウインドウが消えた瞬間に生成されるアイテムが決定します。

このタイミングの「ゲーム内部の乱数」を利用して生成されるアイテムが決まります。

 

【ゲーム内部の乱数とは?】

ゲームにおいて、ランダムな事象を表現する際に使用する値を「ゲーム内部の乱数」と呼びます。(以下乱数)

黄金の太陽における乱数は、ゲーム起動時は0から始まり、オープニング映像が流れたり、ゲーム内でエナジーを使用したり、NPCが動くことでカウントアップしていきます。これを乱数の消費と呼びます。

つまり、エクスカリバーが生成されるときの乱数が分かれば、その乱数値になるタイミングでスンパワのセリフウインドウを消滅させると毎回必ずエクスカリバーが入手できます。

例えば、エクスカリバーが生成される乱数値が1908とすれば、ゲーム起動時は0の乱数を調整して、スンパワのセリフウインドウが消えるタイミングで1908となるようゲーム内でキャラクターを操作すればよいです。

 

【具体的な方法】

方法を説明します。全体の流れとしては次の通りです。

0.事前準備

1.初期乱数の特定

2.欲しいアイテムに合わせた乱数消費

3.鍛冶屋スンパワに話しかける

4.欲しいアイテムゲット!

 

【0.事前準備】

まず、作りたいアイテムの材料を集めておきましょう。

そして、その材料をパーティの一番先頭のキャラクターの先頭のアイテム欄に置いておきます。このような準備をする理由は、スンパワに素材アイテムを渡すタイミングをAボタン連打によって一定にするためです。素材アイテムが先頭以外にあると、スンパワにアイテムを渡す際に時間がかかってしまい、狙った乱数とは違う乱数によりアイテムが生成され、欲しいアイテムが手に入りません。必ず先頭に素材アイテムを移動させましょう。アイテム欄の一番上にする方法は、自信が持つアイテムを他のキャラクターに渡したり、アイテムを売却して整理しましょう。準備ができたらヤラム村付近のワールドマップでセーブを書きます。

 

【1.初期乱数の特定】

セーブを書いたらゲームをリセットします。GBAなら本体の電源を一度切り、入れなおします。そしてオープニングはAボタンを連打し、セーブデータを呼びます。(セーブデータのセレクト画面では乱数は消費されません)

セーブデータをロードしたら、始めに現在の乱数を特定します。ゲーム起動時は乱数は0ではないの?と思った人もいるかと思いますが、黄金の太陽失われし時代では、ゲームのオープニング映像が流れている間も乱数が消費されるため、ゲームを起動するたび必ずしも乱数は一定になるとは限りません。よって、ゲーム起動時はAボタンを連打して乱数をある程度一定にしたのち、現在の乱数値を確認し調整します。初期乱数の特定には、エンカウントしたモンスターを目印にします。エンカウントする前にエナジーを使い乱数を消費させます。使うエナジーは、アクアサンドです。ワールドマップでエナジーを使用した後、平野(森ではないところ)を歩き回り戦闘に入ります。

その際、必ず「ガルシアたちの せんせいこうげき!」と表示されます。(ゲームリセットからの起動時は必ず先制攻撃になります。A+B+START+SELECTでリセットすると先制攻撃になりません)エンカウントしたモンスターを確認します。以下の表は現在の乱数値とその乱数値にエンカウントするモンスターの表になります。

上記の画像では、ダイアーウルフA、Bとエンカウントしているので、現在の乱数値は1425ということが分かります。今回は乱数値が1427の状態で戦闘から逃げることで、乱数を一定にします。攻撃をキャンセルすると乱数を1消費するので、上記の例ですと2回攻撃を決定した後、キャンセルを押して戦闘から逃げます。ここまでが初期乱数の特定になります。もし、マギゴースト単体とエンカウントしてしまった場合は、ゲームを起動するタイミングが遅すぎるので、より早くAボタンを連打してゲームを起動してください。その他、表に居ない組み合わせのモンスターとエンカウントした場合は、乱数がずれているため、リセットしてゲーム起動からやり直してください。

 

※補足ですが、ワールドマップに生息しているジンをまだ入手していない場合、このタイミングで乱数がずれるためこの手法は使用できません。ワールドマップのすべてのジンを入手すれば上記方法による乱数調整ができますのでご承知おきください。

 

【2.欲しいアイテムに合わせた乱数消費】

戦闘から逃げた後、ワールドマップでエナジーを使用して乱数を消費します。使用する乱数は、欲しいアイテムによって異なります。以下の表を参考に乱数を調整します。今回はエクスカリバーを狙うので、エクスカリバーの値(0-5)に注目します。左の表で0-5に当てはまるエナジーは、「アクア、チルド」になるので、ワールドマップでそれぞれ使用します。また、ミスリル銀のミスリルブレード(0-20)の場合は、左の表の「アクア、チルド」または、「無し」または「グロウ」を使用します。どれでも狙う乱数値が異なるだけで結果は同じになります。

 

エナジーを使用した後は、ヤラム村に付近まで移動します。

【3.鍛冶屋スンパワに話しかける】

ここからが少しタイミングがシビアになります。南側から


村に入り、NPCに当たらずなるべく早くスンパワの家に入り、素材アイテムを渡します。その際に、Aボタンを連打してメッセージ送りをします。村に入るとNPCが動き回っているため、勝手に乱数が消費されます。スンパワの家の中に入っても、外のNPCの動きによって乱数が消費されるため、なるべく早く材料を渡してメッセージウインドウを消滅させます。

※連射コントローラーで連打すると乱数がずれるため、気持ち早めで人力でAボタンを連打すると狙った乱数になります。

 

ニンテンドースイッチでプレイしている場合は、壁やNPCにぶつかってしまったときにやり直せるのでおすすめです。

ぶつかってしまった。ガルシアが止まってしまったときは、ZL+ZRを長押しすると・・

直前からやり直せます。村に入る直前からやり直しましょう。

 

家に入ったら上キー押しっぱなしで上記画像の位置から話しかけあとはAボタン連打です。材料アイテムを渡した後は、自由に動いて問題ないです。

 

【4.欲しいアイテムゲット!】

一度、外に出て入口の女性に話しかけてアイテムを受け取ます。教会への出入りでも問題ありません。こちらの方がワールドマップに出るより早いのでおススメです。

 

欲しいアイテムが出なかった場合は、村に入る直前からやり直してください。ニンテンドースイッチであればやり直しは容易です。GBAの場合は、電源を切って1.からやり直しになります。

以上です。近日中に動画による解説もアップロードします。

 

 

2024/02/10 追記

動画投稿しました。Aボタン連打のタイミングの参考にしてください。

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【S11最終1708位 レート1876】シンオウ御三家パ【ポケモンSVシングル】

ポケモンSVランクバトルシーズン11、お疲れ様でした。

 

今期の目標であったシンオウ御三家パで最終3桁」は達成できませんでしたが、構築の記録を残す意味で構築記事を寄稿します。

 

【構築概要】

 

【構築経緯】

DLCが解禁し、多くの新ポケモンが参戦したS11で、どのポケモンと一緒に戦おうか悩んでいました。前期の構築を触っている中で、「鋼タイプを誘って炎テラスカイリューを通す動き」がとても使い勝手が良かったので、炎テラスアンコールカイリュー+フェアリーを軸にして構築を組もうと考えました。フェアリー枠にはカイリューの起点も作れる甘えるマジフレハバタクカミが良いと思い採用しました。

次にカイリューをさらに強く使いたいと考えたところ、「相手の初手ステロ要員に対してカイリューのアンコールで起点にしたら強くない?」という発想に至りました。よって、鋼を誘い且つステロ撒きを初手に出させやすいポケモンを探したところ、化身ラブトロスが該当しました。このポケモンはフェアリータイプでは珍しく炎技や地面技を覚える点も評価して採用しました。

+ 

また、この構築の原案ではAS炎オーガポンが入っていましたが、同じ仕事ならゴウカザルでも出来る、また、DLCで新登場したポケモンを使いたい気持ちがあり、ゴウカザルを採用しました。(ゴウカザルは何故か舐められる故、鋼タイプをより誘いやすいと考えたため)

+ 

次にここまでで重い、連撃ウーラオス、パオジアン、霊獣ランドロスに強そうなポケモンを探しました。エテボース、マスカーニャ、パーモット、マシマシラ、ニョロボン、テツノブジン等検討した結果、ヨプのみHBエンペルトを採用することにしました。

+  +  

最後に地面タイプが欲しかったのと、たまたまシンオウ御三家のうち2匹が構築に入ってしまったため、ここまできたらドダイトスとも一緒に戦おう!と思いキョジオーン絡みの対策枠としてドダイトスを採用しました。ゴウカザルドダイトスのみ型をコロコロ変えましたがこの並びで今シーズンは通して対戦しました。

+  +  + 

 

【構築詳細】(採用順)

カイリュー@いかさまダイス
性格:ようき
特性:マルチスケイル 

テラスタイプ:ほのお

167(4)-186(252)-115(0)-x-120(0)-145(252+)
スケイルショット/ ほのおのパンチ / アンコール/ りゅうのまい

本構築のエースです。原案の構築から使用感が良かったためそのまま採用しました。ガチグマアカツキの影響で浮いている鋼タイプが一定数いたため、そこに刺さる炎テラスは強かったです。アンコールと合わせることで鬼火でカイリューを止めに来るポケモンを起点にできたり、地震ゴウカザルエンペルトが倒された後に出すだけで相手をアンコールから起点に出来る点が非常に強力でした。S操作技+アンコールは本当に強力です。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー
性格:おくびょう
特性:こだいかっせい 

テラスタイプ:フェアリー

131(4)-x-103(220)-180(196)-156(4)-182(84+)
ムーンフォース/ マジカルフレイム / あまえる/ いたみわけ

調整:

HB:A+1特化カイリュー地震を15/16で耐え

C:H4ハバタクカミをムーンフォースで乱数2発(約90%)

S:最速110族抜き抜き抜き抜き

対面最強ポケモンです。甘える、マジフレ+痛み分けで物理も特殊も対面有利が取れました。このポケモンで倒せなくても後ろのカイリューやラブトロスの起点にする動きが強力でした。シーズン中、瞑想ガチグマや襷イダイトウも倒してくれて驚きました。

シャドーボールがないため、ヒードランには何もできない点が残念でした。

 

化身ラブトロス@とつげきチョッキ
性格:ようき
特性:あまのじゃく 

テラスタイプ:はがね

175(204)-143(60)-91(4)-139(-)-101(4)-171(236+)
ムーンフォース/ アイアンヘッド / だいちのちから/ ばかぢから

調整:

HB:陽気珠ミミッキュのじゃれつく+影うちを約96%耐え

HD:特化ハバタクカミのムーンフォースを2耐え

A:無振りオーガポンを馬鹿力+A+1馬鹿力で確定1発

S:最速ガブリアス抜き抜き

本構築のエースその2です。カイリューやハバタクカミが取りこぼしたポケモンをあまのじゃく馬鹿力の起点にして無双を狙います。カイリューとハバタクカミが相手の鋼テラスを誘発するため、馬鹿力がメインウエポンのラブトロスは相性が良かったです。鋼テラス+チョッキの組み合わせにより、テツノツツミ、ハバタクカミ、ガチグマアカツキに勝つことができました。また、受けループにも比較的強く、ムンフォ+大地の範囲に加えて馬鹿力とアイへという物理技があるため、ムンフォを見て出てきたハピナスを起点にそのまま勝つ試合もありました。技は化身ラブトロスのテンプレと言える構成となっています。馬鹿力、(鋼テラスにするなら)アイアンヘッドまでは確定で、ウーラオスに打つムーンフォースと、この3つでは止まってしまう、テツノドクガ、ドヒドイデ、サーフゴーへの打点として大地の力を採用しました。使用者が少なくあまり認識されていませんが、このポケモンはかなりポテンシャルを秘めていると使っていて感じました。

 

ゴウカザル@いのちのたま
性格:せっかち
特性:もうか 

テラスタイプ:ほのお

151(0)-156(252)-81(0-)-124(0)-92(4)-176(252+)
フレアドライブ/ インファイト / くさむすび/ ねこだまし

炎オーガポンの代わりになると信じて見た目がかっこよくて使い続けました。

結果的には、このポケモンは炎オーガポンの代わりにはなれないことが分かりました。

一方で、ねこだましを絡めることでメジャーポケモンに不利を取らないことが分かりました。ねこだましインファイトで無振りオーガポンを倒せたり、ねこだましくさむすびで無振り連撃ウーラオスを倒すことができます。また、パオジアン、ハバタクカミも型によっては突破可能と使っていて面白かったです。カイリューや霊獣ランドロスなど、浮いているポケモンには基本的に何もできないため、扱いは難しかったです。

 

 

エンペルト@ヨプのみ
性格:ずぶとい
特性:かちき 

テラスタイプ:みず

191(252)-x-154(252+)-131(0)-121(0)-81(4)
なみのり/ れいとうビーム / くさむすび/ しんくうは

調整:

HB:特化霊獣ランドロス地震確定耐え

  ヨプのみ込みで鉢巻特化ウーラオスインファイト確定耐え

C:波乗り+真空波で無振りパオジアン確定1発

   D-1連撃ウーラオスを草結びで確定1発

初手に連撃ウーラオスや霊獣ランドロスを無限に投げられるため、それらに勝てるよう調整した結果、HB特化になりました。無数の連撃ウーラオスを倒してくれた本構築のMVPでした。襷との違いは、相手の先制技圏内に入らないため、連撃ウーラオスやパオジアンを対面処理できる点が挙げられます。これにより、2手目で出てきた相手のカイリューやガチグマアカツキの地面技をカイリューのアンコールの起点に出来ます。ヨプのみなどの半減実はテラスを切らずに有利不利を一度だけひっくり返せるのでうまく構築に取り込めると強力だと今期改めて感じました。

 

ドダイトス@オボンのみ
性格:むじゃき
特性:しんりょく

テラスタイプ:いわ

177(52)-138(68)-127(12)-119(188)-94(0-)-110(188+)
ギガドレイン/ ロックブラスト / みがわり/ からをやぶる

調整:

A:A+2 岩テラスロックブラスト2回で無振り炎オーガポン確定1発

      岩テラスロックブラスト3回で無振りカイリュー確定1発

C:余り   H振りヘイラッシャを乱数2発(約71%)

S:S+2  S+1最速カイリュー抜き

キョジオーン絡みの対策枠です。キョジオーン対面、身代わりを置き、殻を破るで能力を上げて全抜きを狙います。キョジオーンと同居している炎オーガポンに勝てるように岩テラスロックブラストで採用しました。また、受けループのドヒドイデ+ヘイラッシャに勝てるように両刀にしました。ドダイトスの特殊技は考慮されることがほとんどなかったので、何も知らない物理受けやヘイラッシャをギガドレインの養分に出来ました。一方で(鋼タイプを誘う構築なのに)鋼タイプには何もできないので、扱いは少々難しかったですが、ガブリアスや岩オーガポンを起点に3タテできた点は偉かったです。

【選出】

基本選出

ゴウカザル or エンペルト+ハバタクカミ+カイリュー or 化身ラブトロス

or + or

初手にシンオウ御三家を投げて相手を対面処理を狙います。連撃ウーラオスとパオジアンに関してはどちらを投げても有利を取れます。霊獣ランドロスが居る場合はエンペルトを、炎オーガポンが居る場合はゴウカザルを投げていました。先発が地面技で倒された場合はカイリューから出してアンコールで起点にします。

 

ドヒドイデ+ヘイラッシャ等の受けループ

キョジオーン+炎オーガポン系統

ドダイトス + 化身ラブトロス + カイリュー

+ +

ドダイトスで初手身代わりをしてテンポを取ります。受けループ系統であれば、ドダイトスでヘイラッシャのテラスを切らせて化身ラブトロスで詰めます。

 

【結果】

TN:ヒナ

最終1708位 レート1876

f:id:purin_nau:20231101130306j:image

 

【S10最終400位 レート1967】ゴリランダー×グラスシードソウブレイズ【ポケモンSVシングル】

ポケモンSVランクバトルシーズン10、お疲れ様でした。

 

波乱のレギュレーションDにて、今期の目標であった「最終3桁」を達成できたので構築記事を寄稿します。

 

【構築概要】

【構築経緯】

DLC解禁直後のシーズン10では、新ポケモンや新技を強く使った人が勝てると考えました。私が注目したのは、環境に刺さりが良いグラススライダーを再習得した氷テラス命の珠ゴリランダーでした。命の珠によって弱体化されたグラススライダーの威力を補うことで幅広く戦えると考え軸にすることにしました。

ゴリランダーを使う上で炎オーガポンへの回答を用意する必要がありました。炎オーガポンに後投げするだけで試合に勝てるポケモンを探して、特性ガードヒードラン蒸気機関セキタンザンなどいろいろ試しましたが、砕ける鎧ソウブレイズを後投げすれば素早さ逆転して有利取れるのでは?と考えソウブレイズを採用しました。

次にソウブレイズが止まってしまうヘイラッシャへの回答としてサーフゴーを採用しました。2匹が苦手なパオジアンにもスカーフを持たせて上から行動できるようにしました。

+ 

グラスフィールドがあるとはいえ、地面の一貫が気になったため、ヘイラッシャに強めでキョジオーン対策枠として身代わり残飯悪巧みウォッシュロトムを採用しました。

+  + 

ここまででゴースト・悪の一貫が凄まじく、相手のハバタクカミやサーフゴー、イーユイにごり押しされているだけで負ける試合が多々発生しました。そこで初手で汎用的に荒らせるポケモンを検討しました。リザードンバンギラスなど様々なポケモンを試した結果、道連れを覚えたブーストテツノブジンゲッコウガの使用感が良かったため採用し、構築は完成しました。

+  +  + 

(並びがかっこいいのでお気に入りです)

 

【構築詳細】(採用順)

ゴリランダー@いのちのたま
性格:いじっぱり
特性:グラスメイカー 

テラスタイプ:こおり

175(0)-194(252+)-111(4)-x-90(0)-137(252)
グラススライダー/ ドラムアタック / 10まんばりき/ テラバースト

調整:

A:特化

S:多くのカイリューを抜きたいため準速

構築の軸です。広い範囲から様々なポケモンに対して有利が取れます。命の珠を持たせることで無振りテツノツツミをグラススライダーで倒せたり、H振りカイリューマルスケ込みで倒せたりするので非常に強力でした。グラスフィールドによって命の珠の反動ダメージも少し軽減できる点も噛み合っててよかったです。叩き落とすを採用していた時期もありましたが、ソウブレイズのポルターガイストとの兼ね合いもあり10万馬力に変更しました。10万馬力を採用することで炎や毒テラスを切ったポケモンを突破でき使用感は非常に良かったです。

 

ソウブレイズ@グラスシード
性格:いじっぱり
特性:くだけるよろい 

テラスタイプ:ゴースト

163(100)-191(228+)-123(180)-x-120(0)-105(0)
むねんのつるぎ/ ポルターガイスト / かげうち/ ビルドアップ

調整:

A:A+1ポルターガイストで無振りオーガポンを確定1発

HB:B+1状態で炎オーガポンのアイテム無し叩き落とす+A+1叩き落とすを約95%耐え

本構築のエースであり、対炎オーガポン用ポケモンです。ゴリランダーVS炎オーガポンの対面を作り、ソウブレイズに引くことで砕ける鎧の発動を狙います。素早さが逆転した後は上からビルドアップを積むことで防御ランクを低下させることなくオーガポンの攻撃を耐えることができます。ビルドアップ+砕ける鎧により実質ギアチェンジを覚えたソウブレイズでした。グラスシードを持たせるメリットとしては、場に出た時にすぐ消費でき相手の叩き落とすの威力が上がらない点が挙げられます。オーガポンに交代際に叩き落とすをされると対面負けてしまうため、オボンのみよりもグラスシードの方が都合が良かったです。オーガポンを起点に裏のポケモンも倒して3タテすることも多々ありました。テラスタイプのゴーストはポルターガイストの火力上昇のためでしたが、無難にフェアリーが良かったです。不意打ちに縛られたり、流行りのスケイルショットでハチの巣にされるのを防げたら拾えた試合があったと後から思いました。

 

サーフゴー@こだわりスカーフ
性格:おくびょう
特性:おうごんのからだ 

テラスタイプ:ノーマル

163(4)-x-115(0)-185(252)-111(0)-149(252+)
ゴールドラッシュ/ シャドーボール / トリック/ わるだくみ

調整:

パオジアンを抜きたいため最速CS

ごくごく普通のスカーフサーフゴーです。ヘイラッシャへの抑止力として構築に入れましたが、実際にはドヒドディンルーなどのサイクル構築に対するポケモンとして活躍してくれました。C+4ゴールドラッシュでディンルーがいい感じに落ちたり落ちなかったりしました。流行りの電磁波展開にも強いですが、あまり選出できませんでした。

 

ロトム(ウォッシュ)@たべのこし
性格:おくびょう
特性:ふゆう 

テラスタイプ:はがね

157(252)-x-127(0)-126(4)-127(0)-151(252+)
10まんボルト/ テラバースト / みがわり/ わるだくみ

調整:

S:サーフゴー、カイリューヒードラン意識の最速

shigumaaa.hatenablog.com

型はこちらより拝借しました。最終日付近に大量発生していたキョジオーン入りに対して強かったです。最速にすることでカイリューのアンコールにもおびえずに上から攻撃することできました。有名な型であるため、水技が無いことや鋼テラスがバレていることもしばしばありましたがそれでも活躍してくれました。

 

テツノブジン@ブーストエナジー
性格:むじゃき
特性:クォークチャージ 

テラスタイプ:フェアリー

150(4)-151(4)-142(252)-153(100)-58(個体値1)-170(150+)
ムーンフォース/ インファイト / アンコール/ みちづれ

調整:

HB:特化連撃ウーラオスの水流連打+アクアジェット確定耐え

HD:サーフゴーの等倍シャドーボールで乱数1発(81%)

C:余り

S:最速ガブリアス抜き

対面駒その1です。基本的に初手に出して相手のポケモンを倒すorゴリランダーのグラススライダー圏内に入れるのが仕事です。テツノブジンのアンコールは警戒されないことが多く、初手ステロなどで相手が補助技を使ってきたらアンコールで縛って付加をかけていけました。サーフゴーやハバタクカミに打点がなく道連れで処理をするため、等倍シャドーボールでだいたい倒れるようにDの個体値1の個体を使っています。古き良き道連れアンコールは全く警戒されなかったので通せれば強かったです。初手道連れも結構しました。ごめんなさい。

 

ゲッコウガ@きあいのタスキ
性格:やんちゃ
特性:へんげんじざい 

テラスタイプ:ゴースト

147(0)-161(252+)-87(0)-128(36)-81(0-)-170(220)
あくのはどう/ ローキック / くさむすび / かげうち

調整:

A:特化

C:余り

S:最速ガブリアス抜き

www.youtube.com

対面駒その2です。連撃ウーラオス、パオジアン、ハバタクカミ、ディンルーあたりに対面強く出られます。(上記バンビーさん動画参照)サーフゴーが重すぎたので悪の波動を採用しましたが、冷凍ビームが無いとカイリューがキツイので難しいところでした。電磁波を撒いてくるハバタクカミに対しては影うち連打で雑に切って後ろのゴリランダーのグラススライダー圏内に入れるよう心掛けました。

【選出】

基本選出

テツノブジンorゲッコウガ+ゴリランダー+ソウブレイズ

or  +  + 

初手でまず1匹倒し、ゴリランダーで炎オーガポンを誘います。ラストのソウブレイズでビルドアップして全抜きを狙います。

 

ヘイラッシャ、キョジオーン入り

ロトム+サーフゴー+@1

+  +@1

ロトムの身代わりとサーフゴーのトリックで崩していきます。対キョジオーンのみにおいて、場合によってはゴリランダー+ソウブレイズでも突破できますが、鉄壁持ちには勝てません。

 

【結果】

TN:ヒナ

最終400位 レート1967

 

【S9最終280位 レート2010】ガブミカルゲイダイトウ【ポケモンSVシングル】

ポケモンSVランクバトルシーズン9、お疲れ様でした。

 

今期の目標であった「最終3桁」「レート2000」を達成できたので構築記事を寄稿します。

 

【構築概要】



 

【構築経緯】

S8では勝ち切ることが出来なかったため、S9は強者の構築の軸を拝借しようと考えました。S8最終135位のゆうさんの構築が使いやすく、特に「トリル下で鉢巻イダイトウを通すプラン」が勝ちやすかったためこれをベースに構築を作り始めました。

youpoke44.livedoor.blog

 

イダイトウと合わせてトリックルームを展開できるポケモンの代表としてミミッキュが居ますが、この二匹の並びはあまりにも有名で、トリックルーム展開がバレてしまいます。そこでトリックルームを警戒されないトリル始動要因を探したところ、自主退場技のおきみやげを覚えるHBハバタクカミが良いのではないかと思いました。このポケモンは素早さが速いためトリックルームとの相性が良くないと思われますが、素早さがインフレしているこの環境ではブーストツツミや軽業オオニューラへの切り替えしにも使えると判断し採用しました。

 

実際に運用する中で、トリックルーム中に相手ポケモンを倒しきるには、「相手のきあいのタスキをケアする」必要があると感じ、ステルスロックを初手で撒く動きが必要だと考えました。ステルスロック要員を検討した結果、イダイトウと合わせて結果を残しているコノヨザルが良いと判断し採用しました。

 

ステロ+トリル+イダイトウで戦う中で、以下の負け方が頻発しました。

ミミッキュに切り返されて負ける

②おきみやげが通らないサーフゴーに自己再生や電磁波を連打されてトリックルームのターンを枯らされて負ける

③パオジアンや一撃ウーラオスの不意打ちでイダイトウが倒されて負ける

①②を解決するために新たなトリックルーム要員を検討しました。トリックルームを使えるポケモンから舐めるように探した結果、とびひざげりを覚えた襷チャーレムにたどり着きました。①について、ハバタクカミではミミッキュ対面トリックルームを展開した後、相手の化けの皮を剥がすことができません。しかし、先制技を持つチャーレムトリックルームを貼った後、バレットパンチを打って化けの皮を剥がすことができます。②について、サーフゴー対面トリックルームを張った後、とびひざげりを打つことで自傷ダメージによる退場が狙えます。①②の条件を満たすポケモンは他に、癒しの願いを覚えるサーナイトミミッキュの影うちが無効にできるイエッサンが居ますが、どちらもトリックルームを警戒されてしまうので今回は採用を見送りました。また、③に関してはテラスタルをイダイトウに温存することでタイプを変えて不意打ちを耐えるようにしました。この立ち回りをするために、テラスタルに依存しない襷チャーレムが良いと考えての採用になります。

 

ここまでで相手の初手がイーユイや連撃ウーラオスだった場合に、コノヨザルが一撃で倒されて相手のきあいのタスキをケアできない点が弱いと感じました。それらを初手に出させない且つ第二のステロ要員となるポケモンとしてガブリアスを採用しました。

 

最後にどうあがいても勝てなかったチオンジェン入りやヘイラッシャ入りの受けループに勝てるポケモンとしてラム飛行テラバエアスラカイリューを採用して構築は完成しました。

 

 

レート1900代にて、トリックルームを枯らす動きが多く見受けられ、チャーレムでは自害しきれない、身代わり持ちに切り返される試合が多発しました。

そこで別のトリックルーム要員を探したところ、特性すりぬけのミカルゲが良いのでは?と思い採用してみたところドハマりしました。身代わりを連打してくるテツノツツミやハバタクカミに対して強く自主退場技も持ち、サーフゴーの弱点も付け、先制技も持っているためすべての要素がマッチしていました。

(さよならチャーレム

 +

 

シーズン終盤になると、コノヨザルのいのちがけを一点読みされる動きも多く初手コノヨザルが安定しなくなりました。また、テラスタルを温存し、イダイトウのタイプを変えるよりも初手でテラスタルを切り数的有利を作った方がトリックルーム展開は強いと感じました。ステロ要員は鋼テラスガブリアス固定として、コノヨザルの枠を選出誘導ポケモンにすることにしました。初手にパオジアンを呼びたいかつ一撃ウーラオスの選出を抑えたかったので見せポケとして霊獣ラブトロスを採用しました。この並びでレート2000を達成しました。

 

 

【構築詳細】(採用順)

イダイトウ♂@こだわりハチマキ
性格:ゆうかん
特性:てきようりょく 

テラスタイプ:フェアリー

207(92)-180(252+)-106(164)-x-95(0)-74(最遅)
ウェーブタックル/ おはかまいり / テラバースト/ アクアジェット

調整:

A:特化

HB:陽気パオジアンのふいうち確定耐え

S:最遅

構築のエースの最遅鉢巻イダイトウです。ステルスロックを撒くことで鉢巻おはかまいりでワンパンできるポケモンがかなり増えます。(無振りパオジアン、トドロクツキ等)このポケモンを通すことだけを選出画面で考えていました。相手のパーティにカイリューが居る場合は技選択がじゃんけんになりがちですが、そこは割り切っていました。シーズン終盤では襷イダイトウが流行りすぎ、逆にトリックルームイダイトウは警戒されていない印象でした。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー
性格:ずぶとい
特性:こだいかっせい 

テラスタイプ:

162(252)-x-117(252+)-155(0)-155(0)-156(4)
ムーンフォース/ ちょうはつ / おきみやげ / トリックルーム

調整:

HB:特化

S:こだいかっせいで素早さ上昇

相手からバレないトリックルーム要員です。まさかブーストカミからトリックルームが飛んでくるとは相手も思わないはずです。シーズン序盤はハバタクカミで無理やりトリルを貼ってイダイトウを通していましたが、正直あまり強いとは感じませんでした。

チャーレムミカルゲ加入後は、相手からステルスロックを受けてしまうケースやトリックルームを展開しないパターンで多く選出でき強かったです。誘うヒードランハッサムはイダイトウのカモなのでそこもイダイトウとの相性は良かったと思います。

草テラスはキノガッサ対面で行動回数を増やすためですが、地震を半減で抑えるケースの方が多かったです。

 

ガブリアス@おんみつマント
性格:いじっぱり
特性:さめはだ 

テラスタイプ:

212(228)-176(76)-140(196)-x-106(4)-123(4)
じしん/ドラゴンテール / アイアンヘッド/ ステルスロック

調整

H:4n(オボンのみを持っていた時の名残)

HB:なるべく固く

A:無振りパオジアンを鋼テラスアイアンヘッドで確定1発

S:準速キノガッサ抜き

 

初手で鋼テラスを切って数的有利を取りに行きます。特にパオジアン対面は必ず鋼テラスアイアンヘッドで倒しにいってました。隠密マントは氷柱落としで怯まないようするために持たせました。また、ステルスロックはイダイトウを通す上で必須であると感じました。テラスを切ってステロしか撒けない展開も多々ありましたがイダイトウがすべてひっくり返してくれました。

 

カイリュー@ラムのみ
性格:やんちゃ
特性:マルチスケイル 

テラスタイプ:飛行

166(0)-204(252+)-115(0)-149(228)-108(0)-104(28)
テラバースト/ エアスラッシュ / 10まんボルト/ アンコール

調整:

A:特化

C:H振りアーマーガアを10万ボルトで乱数2発(82.4%)

S:準速50族抜き抜き

受けループに強い枠です。ヘイラッシャやクレベースなどの物理受けを呼んで飛行テラスエアスラッシュで破壊します。また、エアスラッシュを見せることで出てくるハピナスは飛行テラバーストで破壊します。チオンジェン入りに対して選出するつもりでしたが、取り巻きの鋼タイプに打点がなく厳しかったです。しかしながら、対受けループでの勝率は全勝だったのでとても頼りになりました。

 

ミカルゲ@ロゼルのみ
性格:なまいき
特性:すりぬけ 

テラスタイプ:

157(252)-113(4)-136(60)-136(188)-141(4+)-36(最遅)
シャドーボール/ かげうち / のろい/ トリックルーム

調整:

HB:特化パオジアンの鉢巻氷柱落とし約93%耐え

A:余り

C:無振りミミッキュシャドーボールで化けの皮+ステロ込みで確定1発

S:最遅

イダイトウの相棒であり、理想のトリックルーム要員です。ミミッキュ対面トリックルームを張りながら影うちで化けの皮を剝がすことができ、身代わりを貼ったテツノツツミをステロ込みシャドーボールで倒し、裏のポケモンに呪いを入れて自主退場したりとやりたい放題でした。挑発を誘いやすい点とトリックルームがメジャーな点がイマイチでしたが、それらが霞むほど大活躍してくれました。地味に壁展開にも弱くなく、呪い+すり抜け攻撃で相手のHPを削りイダイトウで倒しきる試合もありました。

 

ラブトロス@ゴツゴツメット
性格:ずぶとい
特性:ぼうじん 

テラスタイプ:

175(204)-x-173(220)-156(4)-121(4)-76(76)
ムーンフォース/ ドレインキッス / だいちのちから/ めいそう

調整:

HB:陽気ウーラオスの水流連打が確定3発

S:無振り55族抜き

見せポケ枠です。このポケモンの加入後は一撃ウーラオスを選出されたことがありませんでした。これだけで十分貢献してくれました。型としては連撃ウーラオスを意識した調整になっていますが、こだわりメガネを持たせて低速サイクルに対して強く出られる型の方が良かったと思います。

 

【レート1900代まで使用】

コノヨザル@ロゼルのみ
性格:ようき
特性:せいしんりょく 

テラスタイプ:

217(252)-135(0)-101(0)-x-111(4)-156(252+)
ふんどのこぶし/ いのちがけ / がんせきふうじ/ ステルスロック

調整:

H:できるだけ硬く

S:最速

基本的なステロ要員です。レート1900までほとんどの試合で初手から繰り出しステルスロック+@をして退場していました。技選択が難しく、相手のパーティから誰がタスキを持っていそうでステロを撒く必要があるのか、対面する相手を削るのか、の判断力が必要でした。初手にトリック持ちが来ることも多く動きがバレバレな部分は弱いですが、いのちがけでカイリューの起点にならない点は凄く強かったです。持ち物はフェアリー技の威力を半減するロゼルのみを持たせました。不意のフェアリーテラバーストにワンパンされずに仕事ができ強力でした。

 

チャーレム@きあいのタスキ
性格:ゆうかん
特性:ヨガパワー 

テラスタイプ:ノーマル

166(244)-123(252+)-96(4)-x-96(4)-76(最遅)
とびひざげり/ しねんのずつき / バレットパンチ/ トリックルーム

調整:

H:とびひざげり自傷ダメージ2回で退場できるよう偶数

A:特化

BD:余り

S:最遅

相手からバレない?トリックルーム要員です。知っている人は知っているのでバレているかもしれませんが、今作からチャーレムトリックルームを新規習得しています。ただ、技の採用率ではTOP10にトリックルームは入っていないのでかなり強力なトリル要員でした。自身もエースになれるパワーを持っており、イダイトウを出す前にトリルチャーレムだけで勝つ試合もありました。中速ポケモンですが、最遅にすることで無振り60族よりも遅くなるため困ることはありませんでした。テラスタイプは鋼がメジャーですが、今回はノーマルを採用しています。これは相手のミミッキュの影うちを透かせるのはもちろん、メジャーであるテラスタイプ鋼を読んだ行動にノーマルが非常に刺さりました。テラスを切ること自体は少ないですが、強力な選択肢を持てるノーマルはおすすめです。トリルノーマルテラスチャーレム、もっと流行ってもおかしくないスペックはあります。流行っていたドヒドディンルーにも打点を持ててちょっと偉かったです。

 

【選出】

基本選出

ガブリアスミカルゲorハバタクカミ+イダイトウ

or

 

対受けループ

ガブリアスカイリュー+イダイトウ

 

【結果】

TN:ヒナ

最終280位 レート2010

f:id:purin_nau:20230901104320p:image

 

【S7最終769位 レート1861】サイクルハリーセン【ポケモンSVシングル】

ポケモンSVランクバトルシーズン7、お疲れ様でした。

 

今期の目標であったハリーセンで最終3桁」を達成できたので構築記事を寄稿します。

 

【構築概要】

 

【構築経緯】

 

purin-nau.hatenablog.com

S7もS6と同じ構築を使い続けていたところ、毒菱に弱い点が目に付きました。ヘイラッシャの枠を毒菱を回収できるポケモンにしたい、と考えボックスを眺めているとハリーセンが居たのでハリーセンを採用しました。すると対パオジアン性能が高いと感じ、同時にハリーセンが誘うサーフゴーや鋼タイプにイーユイが滅法強いことが分かりました。S7はこの二匹から構築を組むことにしました。

 

ハリーセン+イーユイの並びだと、地面タイプや水タイプに弱いためそれらに強いポケモンを探したところ、リククラゲが該当しました。水+草+イーユイのサイクル構築はポケモン強者の方々が使っていたためそれを参考にしました。

 

この並びだと、地面タイプがまだ重たいと感じたため、浮いてるポケモンの選定をしました。当初はアーマーガアを採用していましたが、ミミズズの尻尾切りから悪だくみイーユイや宿り木リククラゲに繋ぐ動きが強いと思いミミズズを採用しました。

 

ここまでで、以下の点が気になりました。

①イーユイ以外のアタッカーが欲しい

②テツノツツミが重すぎる

③相手の身代わりにハリーセンやリククラゲが弱すぎる

④ゴーストタイプ、フェアリータイプが欲しい

キノガッサに強いポケモンが欲しい

これらを解決するためにチョッキハバタクカミやパオジアンなどのアタッカーを試しましたが、最終的には①③④⑤を満たすすりぬけ鉢巻ドラパルトと②③④を満たすチョッキニンフィアを採用して構築は完成しました。

 

 

【構築詳細】

ハリーセン@ゴツゴツメット
性格:わんぱく
特性:いかく 

テラスタイプ:

172(252)-115(0)-150(252+)-x-75(0)-106(4)
アクアブレイク/ どくどく / まきびし/ アクアジェット

調整:HB特化

 

構築の軸であるHBハリーセンです。このポケモンはパオジアンにあと投げが比較的でき、パオジアンの交代に合わせて撒き菱を撒くことでサイクルを有利にします。

同じタイプのドヒドイデと比較したときにこの撒き菱の存在で十分差別化できていると感じました。技構成はタイプ一致のアクアブレイク、交代際に負荷を掛けれるどくどく、撒き菱、先制技のアクアジェットで完結しています。アクアブレイクアクアジェットハリーセンのどくどくを読んで出てきたイーユイやテツノドクガを倒せたのでかなり強かったです。テラスタイプは突然のエスパー技で倒れないように悪テラスタルです。悪タイプのメリットとしてパオジアンの鉢巻噛み砕くを大体受けれるようになったり、ハバタクカミのシャドーボールを半減で受けることで行動回数を増やすことができました。

 

イーユイ@メトロノーム
性格:ひかえめ
特性:わざわいのたま 

テラスタイプ:ゴースト

141(84)-x-100(0)-197(188+)-140(0)-150(236)
かえんほうしゃ/ あくのはどう / わるだくみ/ みがわり

調整:

H:テラス後身代わりがA無振りキョジオーンのしおづけを確定耐え

C:余り

S:最速サーフゴー抜き

ハリーセンの誘う鋼タイプを起点にして相手のパーティを破壊する予定だったポケモンです。実際には中途半端な素早さで上から攻撃されることが多く扱いが難しかったです。一方で持ちもののメトロノームは強く、後投げされた無振りカイリューを悪の波動2回で突破できたりと可能性を感じました。

 

リククラゲ@たべのこし
性格:おだやか
特性:きんしのちから 

テラスタイプ:

187(252)-x-103(140)-100-170(116)-120(0)
ギガドレイン/ だいちのちから / キノコのほうし/ やどりぎのタネ

調整:こちらからお借りしました。

toppopoke.hatenadiary.com

リククラゲ界のテンプレで使用してみました。草タイプや身代わり持ちの飛行タイプには手も足も出ないですが、イーユイやドラパルト、ニンフィアが比較的強く出られるため気兼ねなくキノコのほうしを打つことができとても強力でした。

このポケモン1匹で試合が終わることもあり、催眠対策をサーフゴーのみでしているパーティには滅法強かったです。

リククラゲを使用してから対戦相手から切断される回数が増えた気がします。

 

ミミズズ@オボンのみ
性格:わんぱく
特性:どしょく 

テラスタイプ:フェアリー

177(252)-105(0)-216(252+)-x-76(4)-85(0)
ボディプレス/ てっぺき / しっぽきり/ ねむる

調整:HB特化

地面の一貫を切るために採用したポケモンです。イーユイを使う上で重くなりがちなガブリアス、ディンルーあたりに滅法強かったです。基本は尻尾切りでサイクルを回してイーユイやドラパルトを展開した後、鉄壁+眠るで物理ポケモンを詰ませる動きが強力でした。テラスタルをフェアリーにすることで格闘を半減にでき、重めなテツノカイナに抗うことができました。技構成はこの4つで完結しています。鋼技が欲しいケースが多々ありましたが、変更する技が見当たらないためハバタクカミやミミッキュの相手はしないように心掛けました。

 

ドラパルト@こだわりハチマキ
性格:ようき
特性:すりぬけ 

テラスタイプ:ゴースト

165(12)-172(252)-96(4)-x-98(20)-209(220+)
ドラゴンアロー/ テラバースト / とんぼがえり/ ふいうち

調整

HBD:余り

C252ツツミのフリーズドライを43.7%→12.5%で耐えるようになる

A:特化

S:最速テツノツツミ抜き抜き抜き

(ツツミ抜き調整しているポケモンより早くしたい)

ごくごく普通の鉢巻ドラパルトです。ドラゴンアローは相手のフェアリータイプを考えると打ちにくかったため、ゴーストテラバーストでの採用となりました。

テラバーストでテツノツツミが乱数でしか落ちないため、ハリーセンアクアジェットや撒き菱、ニンフィアの電光石火で削りを入れるように意識して立ち回りました。

 

ニンフィア@とつげきチョッキ
性格:ひかえめ
特性:フェアリースキン 

テラスタイプ:

201(244)-x-86(4)-178(252+)-151(4)-81(4)
ハイパーボイス/ テラバースト / サイコショック/ でんこうせっか

調整:HCぶっぱ、H奇数調整

テツノツツミ、ハバタクカミ、イーユイに強いチョッキニンフィアです。他のチョッキ持ちと比べると、テツノツツミをワンパンできる火力があり、交代際に身代わりを置かれても問題ない点は強かったです。サーフゴーやハッサムを呼んでしまうため、それらをケアできるように選出には気を遣いました。特殊方面の打ち合いには滅法強いですが、物理ポケモンにはゴリゴリ体力を削られてしまうので必ず物理受けとセットで選出しました。

 

【選出】

アタッカー1体+サイクルポケモン2体(物理受け+特殊受け)が基本の選出パターンになります。

アタッカー

サイクルポケモン

物理受け

特殊受け

 

【結果】

TN:ヒナ

最終769位 レート1861

 

【S6最終400位 レート1965】初手ブーストツツミ対面構築 with へんてこカイリュー【ポケモンSVシングル】

ポケモンSVランクバトルシーズン6、お疲れ様でした。

 

今期もレート2000には届きませんでしたが、最高最終順位を更新できたので構築記事を寄稿します。

 

【構築概要】



【構築経緯】

yakkun.com

前期の構築記事を読み漁っていた中で、ちゃっぴー氏のこの書き込みが面白いと感じ構築を組み始めました。

今の環境では、「ディンルーディンルーディンルー、コノヨザルコノヨザルコノヨザル、パオジアンパオジアンパオジアンに負けないポケモンを用意しておく」ことが重要だと考え、テツノコウベを考案した。

上記の条件を満たせるポケモンで且つ匿名性が高いポケモンを探したところ、挑発フェアリーテツノツツミを思い付きました。他のポケモンはちゃっぴー氏の構築の並びをそのまま拝借しました。

 

【構築詳細】

テツノツツミ@ブーストエナジー
性格:おくびょう
特性:クオークチャージ 

テラスタイプ:フェアリー

159(220)-x-134(0)-168(188)-80(0)-185(100+)
ハイドロポンプ/ フリーズドライ / テラバースト/ れいとうビーム

耐久に厚いブーストツツミです。ここまで耐久に努力値を振ることで、眼鏡ツツミのフリーズドライやパオジアンの悪テラスタル鉢巻噛み砕くを確定耐えします。

パオジアン、コノヨザル入りに初手から選出し、フェアリーテラバーストでワンパンを狙います。ディンルーに対してはタイプ上有利であるため、冷凍ビームで削りを入れて後ろのポケモンで倒す展開を目指します。

記事冒頭で、「挑発フェアリーテツノツツミを思いついた。」と記載しましたが、使ってみるとアンコールを警戒されすぎて補助技を打たれることがほとんどありませんでした。挑発が活きる展開も少なかったので冷凍ビームに変更しています。

ブーストツツミ=みがわりアンコールという認識を利用して、このポケモンは技を6つ持っている最強ポケモンでした。

 

イーユイ@たべのこし
性格:ひかえめ
特性:わざわいのたま 

テラスタイプ:ゴースト

161(244)-x-100(0)-174(28+)-140(0)-150(236)
ふんえん/ あくのはどう / わるだくみ/ みがわり

型は原案のままですが、調整を少し変更して素早さを最速サーフゴー抜きまで努力値を振りました。
対受けループやキョジオーンに無類の強さを誇りましたが、シーズン中盤以降は、すり抜けドラパルトや天然ドオーなどで対策されることも多くこのポケモンだけでは受け崩しは難しい印象を受けました。最終的には、後述の両刀カイリューを通す役割を担っていました。

 

ミミッキュ@いのちのたま
性格:ようき
特性:ばけのかわ 

テラスタイプ:ゴースト

131(4)-142(252)-100(0)-x-125(0)-162(252+)
じゃれつく/ かげうち / つるぎのまい/ のろい

一般的なミミッキュです。ドドゲザンが減ったため、テラスタイプは影うちのリーチを伸ばすゴーストを採用しました。無振りミミッキュをゴーストテラス影うちで落とせるため、対ミミッキュが少しだけ有利になりました。

 

キノガッサ@きあいのタスキ
性格:いじっぱり
特性:テクニシャン 

テラスタイプ:

135(0)-200(252+)-101(4)-x-80(0)-122(252)
タネマシンガン/ マッハパンチ / じならし/ テラバースト

カイリューサーフゴーディンルーを破壊するために生まれたキノガッサです。
隠密マントサーフゴーが体感減った気がしたので交代読みで打つ地ならし、マルチスケイル込みでもアタッカーカイリューなら乱数で落ちるテラバースト氷を搭載しました。副産物としてモロバレルやチオンジェンにも打点を持てるのが偉かったです。

 

カイリュー@ラムのみ
性格:むじゃき
特性:マルチスケイル 

テラスタイプ:

166(0)-173(148)-115(0)-134(108)-108(0)-145(252+)
アイアンヘッド/ じしん / エアスラッシュ/ でんじは

セグレイブとヘイラッシャに抗うために生まれたへんてこカイリューです。
当初は飛行テラバで採用していましたが、他のポケモンにテラスを切ることが多く選出できなかったので型を変更した結果エアスラッシュ採用となりました。

 

ヘイラッシャ@とつげきチョッキ
性格:いじっぱり
特性:みずのベール 

テラスタイプ:

239(108)-152(148+)-148(100)-x-104(150)-56(4)
ウェーブタックル/ じしん / ゆきなだれ/ ボディプレス

原案ママその2です。火力のあるヘイラッシャは普通に強かったです。
テツノツツミやパオジアン相手に選出することが多かったため、ヘビーボンバーをボディプレスに変更しました。

【選出】

刺さってるポケモンから適当に3体なげます。ミミッキュは後ろから投げることが多いです。

VS

イーユイと相手のサーフゴーを対面させて一気に崩しに行きます。

 

VS

+@1

初手ブーストツツミでテラバーストしテンポを取ります。

 

VS

+@2

カイリューでセグレイブとヘイラッシャを破壊します。

【結果】

TN:ヒナ

最終400位 レート1965

f:id:purin_nau:20230602124618p:image

 

【ポケモンSV】構築記事の書き方【最新版】

今回はポケモン対戦界ではなじみ深い構築記事について説明します。

また、簡単な書き方や便利なサイトまで紹介するので最後までご覧ください。

構築記事とは?

構築記事とは、「ポケモン対戦で使用する構築の作成経緯や各ポケモン努力値調整などをまとめたもの。」です。プレイヤー同士が情報を共有することで、新たなポケモンの型を生み出したり、さらに強い構築を生み出す情報源となります。

 

では、具体的にどのような内容を記載すればよいか、次に一例を挙げます。

 

purin-nau.hatenablog.com

 

上記は過去に私が書いた構築記事になります。

以下の通り、ポイントを押さえて寄稿すると分かりやすいでしょう。

・構築概要

使用した構築(パーティ)の概要を掲載します。

ポケモンSVのレンタルパーティを利用すると分かりやすいでしょう。

また、トレーナーカードジェネレーターやパルデアカードマンを使うと見栄えが良くなるのでおススメです。

tc.hnys.jp

www.cardman.org

・構築経緯

構築を作成した経緯を掲載します。

例:

環境の上位にドラパルトが君臨しており、ドラゴンタイプの一貫を切るためにフェアリータイプを採用した構築やフェアリーテラスタルのドラゴンポケモンが蔓延していると感じていました。

それらに勝てる毒テラスタルマニューラが強いと思い構築を組み始めました。

マニューラは猫だましを覚えるため、相手のテラスタルを見てから後出しで動きを決めることができる点を評価しました。

戦いの中でマニューラ猫だましを絡めればカイリューに対面勝てることが分かりました。初手にマニューラを投げると後発からのカイリューには勝てません。そこで「同じ型のマニューラが2匹使えたらいいのになぁ」と考えたところ、同じように猫だましが使える毒テラスタルオーロンゲを採用することにしました。

この2匹で対面構築を組めばある程度勝てるのでは?と考え、3匹目に対面最強と考えている鉢巻カイリューを採用しました。

このままだとヘイラッシャやラウドボーンなどの耐久ポケモンが厳しいため、交代時に負荷を掛けられる眼鏡ウルガモスと対面の打ち合いに強いチョッキジバコイルを採用しました。

最後の1匹は相手にフェアリータイプを選出させたかったのでドラパルト

を添えて構築が完成しました。

purin-nau.hatenablog.com 

 

上記のように色を使ったりポケモンのアイコンを入れると分かりやすいでしょう。

画像は以下のサイトから利用するのも良いでしょう。

https://www.pokewiki.de/index.php?title=Pok%C3%A9mon-Liste#nr906

 

・構築詳細

ポケモン努力値調整や覚えている技などを記載します。

使用して強かった点や改善点なども記載すると質の高い構築記事に近づきます。

例:

カイリュー@ラムのみ
性格:やんちゃ
特性:マルチスケイル 

テラスタイプ:飛行

166-184-115-141-108-130
テラバースト/ しんそく / じしん / りゅうせいぐん

調整:

A:最低限(A無補正カイリューのA最大値と同値)

C:H振りヘイラッシャを流星群で乱数2発

S:準速キノガッサ抜きセグレイブを抜けるライン

両刀飛行テラスカイリューです。

当初はアクアジェット搭載の4ウェポンでしたが、使用頻度が低かったためカイリューが誘うヘイラッシャへの打点として流星群を採用しました。ヘイラッシャは交代際のテラバースト→流星群×2で残飯込みで倒せます。ラムのみを持っているため欠伸で眠らない点も強かったです。

今期、カイリューのドラゴン技はあまり警戒されなかったため、ガブリアスや交代で出てきたサザンドラにもよく刺さりました。

Aを削りCに厚くしたことで、HBロトムを神速(半減飛行テラバースト)×2→流星群でオボンのみを発動させずに倒すことができました。かなり使いやすくて強かったです。

ちなみにフェアリーテラスした耐久ポケモン(ヘイラッシャ、ラウドボーン、キョジオーン)には勝てません。

 

purin-nau.hatenablog.com

 

・選出

構築の選出パターンを記載します。

環境に存在する構築に対する固定化された選出パターンがあれば記載すると良いでしょう。

◆サイクル選出

or  orから2体

このパーティの基本選出です。対面操作をしつつエースのウェーニバルを通します。

ウェーニバルをいかに活躍させるかで勝敗が大きく左右されるため、慣れるまで難しい選出でした。

 

◆対面選出

or or

セグレイブかウェーニバルで雑に荒らしてハバタクカミ+回復持ちで詰めたり、対面的に処理をします。

 

◆VS

@1

ウェーニバルを初手から展開していきます。セグレイブ対面、アクアステップ+インファイトで倒しに行きます。ヘイラッシャに引かれたら身代わりを絡めつつインファイトで削り守るのタイミングでジバコイルに引きます。対面操作しつつウェーニバルを通します。

 

◆VS

@1

モロバレルの脱出パックから展開していきます。サーフゴーに交代されたら、ウェーニバルのアクアステップ2回で倒しにいくことができます。カバルドンを踏み台にしつつウェーニバルで突破できればトドロクツキも身代わりで様子見したのち倒すことが出来ました。

 

◆VS入り

@1

初手からハバタクカミの滅びの歌や攻撃でテンポを取ります。倒しきれなければカイリューの神速で仕留めてという試合展開になることが多いです。

 

purin-nau.hatenablog.com

 

 

・結果

結果を載せます。ポケモンHOMEやシーズン終了時のスクリーンショットがあるとよいでしょう。

まとめ

簡単にですが構築記事の書き方とその一例を紹介しました。

あくまで一例ですので、必ずしもこのフォーマットで寄稿する必要はありません。

また、本記事で紹介しておりませんが、他にも構築記事の素材にできるサイトはたくさんあるので探してみてはいかがでしょうか。

自分だけの構築を寄稿してポケモン界隈を盛り上げましょう!!